◆基本方針
現在の日本経済の状況は、「景気は一部弱さが見られるものの回復している」とし、先行きについては、企業部門が底堅く推移し景気回復が続くと期待されていますが、中小企業の回復は実感されず、個人消費が回復していないこと、「サブプライム住宅ローン」問題、原油価格の高騰の影響等による諸物価の押上げなど日本経済には大きな影響を与える不安材料があります。
一方、平成20年度の国の予算を見ますと、一般会計のうち、公共事業関係費については、総額で6兆7,352億円と平成19年度の6兆9,473億円に比べ約3.1%のマイナスという相変わらず厳しい状況であります。
また、千葉県においては、中長期的(概ね18年から20年までの3年間)な基本方針である「あすのちばを拓く10のちから」を着実に推進していく締めくくりの予算として策定され、その規模は、一般会計・特別会計の合計で2兆5,521億円、前年と比べて2.3%増となっているが、普通建設事業費においては総額1,325億円と前年比8.1%減であり、単独事業費は492億円となり、昨年度の15.5%減という予算規模となっています。
我々が直接関係する県土整備部の予算は、1,258億円で前年比マイナス8.6%という大幅な減となっていることから、こちらも依然厳しい予算状況になっています。
協議会では、公共事業予算の減少に対応するため、業務領域の拡大やこれらの諸問題ついて、県に対して要望活動、意見交換会等を行ってきた結果、技術者の養成を最重要事項として実務研修会の開催等に積極的に努力してまいりました結果、土地収用に係る事業認定業務において、補償コンサルタントとして県から初めて受注できました。
現在、国では、総合評価落札方式の適用を開始し、県においても一部の工事についてその試行が開始され、委託業務にもその導入が検討されております。このことは、各起業者において、価格重視の傾向から、技術を含めた総合的な評価での契約方式の移行が示されたものと考えます。
これらの状況を踏まえて、平成20年度は、昨年度の実績をより強固にし、新たなる業務拡大を推進するために、県や市町村への要望活動や、技術者の段階的な研修会を開催するなど、業務拡大の努力と、優良な品質を提供する人材を育成確保することを今年度の重要課題として取組んでまいります。
特に、総合評価落札方式の導入については、関係団体とともに起業者への導入要望を積極的に行うとともに、各会員においても、それぞれの企業が、今後の方向性を正しく認識し、今まで以上に技術研鑽の努力を怠りなく、評価項目の充実を図ることが厳しい企業競争に勝ち残るために最も必要であります。
平成20年度は次の事業を実施してまいります。
◆事業計画
1 会員の資質向上のための事業
・経営改善研修会の開催(8月頃)60名程度
・独占禁止法遵守研修会の開催(五団体交流会:10月頃)
2 補償コンサルタントに従事する者の資質向上のための事業
・土地評価業務実務研修会(第3回)20年4月17日開催 27名
・補償実務者研修会(中級)20年5月7日開催 80名程度
・標準書等の取扱いに関する研修会の開催(7月頃)100名程度
・補償実務者研修会(初級)(8月頃)60名程度
・補償説明業務研修会の開催(10月頃)60名程度
・補償実務者研修会(上級)(12月頃)60名程度
その他、必要に応じて研修会を開催
なお、研修会参加者には、修了証書を発行します。
3 補償コンサルタント業務の啓発、宣伝のための事業
・会報の編集・発行及び配布(8月、1月予定)
・ホームページの運営管理(通年)
4 補償業務に関する調査、研究事業
・標準書等の取扱いに関する調査研究及び県等との協議(5~7月予定)
・その他補償業務に関する調査研究及び県等との協議(随時)
5 公共事業の施行者等との協議と本会会員の情報の提供のための事業
・県との意見交換会実施
・千葉市等、市町村起業者との意見交換会実施
・会員名簿の編集・発行及び配布(5~6月予定)
・起業者等の行う研修会への講師の派遣(随時)
6 補償コンサルタント業務に関する図書及び刊行物の頒布等の事業
・補償業務に有用な図書等の頒布、販売、紹介
7 関連団体への協力及び役員並びに委員の派遣事業
・(社)日本補償コンサルタント協会及び同関東支部へ役員・委員等の派遣
・関東支部の行う研修会等へ参加者の派遣
・五団体交流会へ役員・委員等の派遣(今年度は幹事団体)
8 (社)日本補償コンサルタント協会未入会者に対する入会の促進の事業
・協会の組織・事業の紹介
・入会に関する情報の提供、相談等
9 会員の登録の取得・充実及び補償業務管理士資格取得の支援の事業
・登録取得に関する情報の提供・相談業務等
・補償業務管理士資格取得に関する情報の提供・相談業務等
10 会員相互の親睦のための事業
・通常総会懇親会の開催
・ホームページを用いた会員間のコミュニケーションの確保
11 その他本会の目的を達成するための事業
・組織改革の実践のための計画、実行とその状況の監視、検証
・社会経済あるいは補償業務を巡る情勢の変化に対応するための事業を適宜実施
・事務局の体制強化と経費節減のための検討